遺産分割協議協議や協議の進め方について、弁護士に相談すべき理由とは?

このような方はご相談ください

  • 父の遺産の分け方で揉めている。兄が自分の意見を曲げないので話が進まないが、どうしたらよいか。
  • 弟が「生前の父の話・・」を根拠に、法定相続分より多い割合を主張しているが、私はそのような話は聞いたことがない。
  • 兄から遺産分割協議書が送られてきたが、生前の父の話と違うし、これが遺産のすべてなのか分からない。
  • 母と同居していた妹が、生前の母の預金を費消した上、使途を明らかにしない。遺産分割の中で考慮してほしいが、協議に応じない。

親族の人間関係がこじれる前に・・・

「弁護士を立てるのは、大げさである」とか、「わざわざ事を荒立てたくない」と相談を敬遠される方もおみえですが、親族間の人間関係がこじれてからでは、解決が難しくなることも多々あります。相続人の間で意見の違いが発覚したら、弁護士へ具体的な相談を検討した方がよいかと思われます。
特に、被相続人が亡くなって、久しぶりに会った兄弟姉妹や他の相続人と話した際に違和感を感じた場合は要注意です。

金銭的な取り分を争うつもりはなくても、一部の相続人が、生前の父母から「遺産は、多く○○にあげてほしい」という、相続に関する”想い”を聞いていたり、父母の介護負担や付き合い方に差があったりして、遺産分割協議の進め方をめぐり、感情的な対立に発展することもあります。

人間関係がこじれる前に、弁護士に相談し、相続に関する基本的な法律の定めやルールを確認しておくことは、親族間の人間関係を守る上で重要なことです。

遺産をどう分けるかで揉めている場合

遺産分割において、相続人同士が揉めている原因としては、以下のようなケースが考えられます。

例えば、山林や畑など利用価値のない不動産はいらないが、アパートや駐車場などの収益物件だけが欲しいといったように、相続人の中で、自分だけが利益を得るような主張を展開している人がいるためです。

このような場合には、相続人が当事者同士で話し合っても合意に至ることはありません。
かえって、被相続人の生前から未解決であった問題や、昔から誰々だけが優遇されていたなど、被相続人の生前からの感情的なもつれが再燃したり、相続人だけでなく、配偶者も話に介入するなど、解決の見込みがつかなくなることも少なくありません。

このような場合には、まずはご相談ください。
相談を受けた弁護士は、相談者様のご希望をお聞きした上で、相続財産の一覧や状況を整理し、現状が相談者様にとって有利なのか不利なのかを見極めて、法律相談を続けながら相談者様をバックアップするのか、それとも、弁護士に依頼して調停を申し立てるのかなど、ご相談に対して適切な手段や方策を提示いたします。

弁護士を通じて遺産の内容を開示させ、相続について正当な権利を主張することができる

また、亡くなった被相続人の遺産を管理していた兄弟姉妹から、「遺産はこれだけしかない」と言われた場合、まずは、本当に遺産がそれだけか、きちんと確認すべきです
これは、兄弟姉妹の話を「全て疑え」という意味ではなく、後日の遺産分割のやり直しをめぐって争いになるなど、無用なトラブルを防止するためでもあります。

ただし、ご自身のみで「本当にこれだけが遺産の全部か」という主張すると、言われた方もどうしても感情的になってしまい、親族関係がこじれる危険があります。
弁護士に依頼すれば、法的根拠に基づいて遺産の全容を明らかにさせることができます。親族関係をなるべくこじらせないように、適切な解決を得られる可能性が高くなります。

弁護士に頼むとお金がかかりますが、弁護士を立て有利な条件を引き出し、かつ、法的に適正な解決をすることは、結果、後腐れがない終局的な解決を得られ、また、財産的にもプラスになることが多いです。

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※この記事は公開日時点の法律をもとに作成しています。